氷河ハイキングは、滞在中一番楽しいツアーでした。
氷河ハイキングツアーに参加してみた
今回参加したのは、首都レイキャビク発の氷河ハイキングツアー。
行き先はこちら。
- スコガフォス
- 氷河ハイキング
- セリャラントスフォス
有名な滝を2ヵ所と、メインのハイキングで合計約10時間のロングツアーです。
ツアー料金は17,698円でした。(当時)
現地ツアーの予約はこちらから。
(日本語で予約できます。)
映画「LIFE!」のロケ地にもなったスコガフォス
まだ夜明け前のam8:30、ミニバスにピックアップしてもらいレイキャビクを出発。
ツアー客は全部で10名ほどの少人数ツアーです。(車内WiFiなし)
別の日に参加したゴールデンサークルのツアーでは大きいバス×大勢のツアー客だったので、少人数のツアーは気持ち的にゆっくりできました。
→ 冬のアイスランドでゴールデンサークルツアーに参加した【ルートや料金など】
レイキャビクから走ること約2時間(途中1回トイレ休憩あり)、最初の目的地「スコガフォス」に到着です。
駐車場の目の前がすでに滝。落差は約60mです。
ここは映画「LIFE!」のロケ地にもなっています。旅行前に予習しておいてよかった。
→ 【感想】アイスランドに行く前に、映画「LIFE!」を見て準備運動をします。
水も凍るほどの気温です。
滝の水しぶきにより、地面も凍っているのでかなり滑ります。
近付き過ぎると水しぶきでカメラも濡れるので注意。
運が良ければ、虹がかかります。
そしてここスコガフォス、滝を上から見ることもできます。
滝の横にありえない長さの階段があるのですが、
ここをひたすら上っていきます。地面は相変わらず滑るので、心配な方はアイゼン必須です。
ひたすら上って、
膝がプルプルし出した頃、頂上に到着です。
同じツアーバスの人と「疲れたね」なんて笑ってたんですが、私たちはこのあとバスの集合時間に間に合わず、みんなを待たせてしまいました。
ごめんなさい・・・
冬は地面が滑りやすく下りるのにも時間がかかるので、余裕を持って上ったほうがよさそうです。
ソルヘイマヨークトル氷河でハイキング
スコガフォスから車で約30分、ソルヘイマヨークトル氷河に到着です。
ミニバスのツアー客のうち私を含む半数がバスを降ろされ、残りの半数はバスと共にどこかへ消えていきました。
そのまま同じツアーバスの人たちとプレハブ小屋へ。
中で同意書にサインをし、各自簡単な食事をとります。食べ物は売っていないので、持参していなければ昼抜きになります。
食べ終わったらアイゼン・ヘルメット・ピッケル・ハーネスを受け取り、
荷物をまとめていざ出発。ガイドが1名つきます。
腰にコンデジを入れたポーチをつけ、右ポケットにiPhone、左ポケットにアクションカメラ、首からα7Ⅲという装備で向かいます。
白銀の世界を2時間半のハイキング
出発直後、少し雪がチラついていますが、天気はまずまずの様子。
この段階ではまだアイゼンは着用しませんが、それでも地面はかなり滑りやすいです。
何度も滑って転ぶツアー客がいたので、見かねたガイドが
これ使いなよ!!
と、自分のトレッキングポールを1本与えていました。優しい。
数分歩いたところで、ガイドのイケメン男性によるアイゼン装着講座がスタート。
ここから先はアイゼンなしでは進めない場所です。
とても丁寧に教えてくれるので、初めてでも安全に装着できます。
アイゼンをつけてからは、降っていた雪もいつしか止んでいました。
ここからは360度広がる白銀の世界を、約2時間ひたすらザクザク歩きます。
所々、ブルーの氷が姿を現します。
雪が被っていてわかりにくいですが、手で雪を払うと辺りの壁のようなものがすべて氷だということに気付かされます。
1列になって進んでいくので、写真をたくさん撮りたい人は最後尾がおすすめ。
途中でぐるっとUターンし、元来た道を戻り2時間半のハイキング終了です。
ぶっちゃけ、かなり疲れました。
まだまだ若いし、2時間半とか余裕だな
と思っていましたが、本当に余裕がない。日頃から運動不足なのがバレてしまいます。
ただし、景色の壮大さと美しさは100点満点で、謎のアドレナリンがドバドバ出ていたお陰で元気に楽しめました。そして不思議と寒くなかった。
冬にアイスランドへ行く方には、ぜひ体験してほしいツアーです。
ちなみに、何度も滑っていたツアー客は転びすぎて、終盤には
その靴やばくない?
とイケメンガイドが若干キレ始めていました。
アイゼンを装備しない場所も結構歩くので、必ずしっかりしたトレッキングシューズを履いて参加しましょう。
滝の裏側へ行けるセリャラントスフォス
ハイキングが終わると、最初に乗っていたミニバスがプレハブ小屋の前で待ってくれていました。
ハイキングに参加していなかった人たちと再度合流し、ソルヘイマヨークトル氷河を後にします。
バスで走ること約30分、最後の目的地「セリャラントスフォス」に到着です。
正直、滝はもうお腹いっぱい・・・少し写真を撮ったのみで終わりました。
私を含めハイキング参加組はかなり疲れていたのか、みんな近くの売店で暖かい飲み物を買い求め、ゆっくり滝を見ることなく全員バスで待機という状況に。
かなり歩いたもんね・・・そりゃそうだ・・・
そしてここセリャラントスフォス、夏場は滝の裏側に行くことができるそうです。
滝の裏側に行くと、こんな景色が見れます。
またいつか夏に訪れたいですね。
このあとはノンストップでレイキャビクに戻り、18時半にホテルに着きました。
氷河ハイキングの服装は登山スタイルでOK
氷河×冬のアイスランドということで「かなり冷えるのでは?」と思いましたが、ずっと歩きっぱなしだったので思ったより暑く感じました。
なので登山と同じ要領で、体温調節がしやすいように重ね着スタイルにすることをおすすめします。
雪も積もっているので、防水性の服がいいかも。
とにかく、オシャレよりも動きやすさを重視してください。
アイスランド滞在中の服装に関してはこちらに書いています。
→ 冬のアイスランド、服装は?【重要なのは防風&防水対策】
1人18,000円弱と少し高いツアーではありましたが、アイゼンやピッケルなどの冬用装備も料金に含まれています。
また、こういったアクティビティツアーは現地集合が多いアイスランドですが、レイキャビクとの往復5-6時間の移動も込みなのでレンタカーを借りない人には大変便利です。
1人参加の方や60~70歳代と思われる方も参加していたので、年齢は気にせず健康な方はぜひ氷河ハイキングを体験してみてください。
冬のアイスランドでゴールデンサークルツアーに参加した【ルートや料金など】
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